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.htaccessでRewriteモジュールの設定

ApacheのRewriteモジュール(mod_rewrite.c)を使用してリダイレクト(転送)させることができます。
設定はApacheの設定ファイルに記述するか、.htaccessに記述します。

以下は例として、HTTP通信をHTTPS通信に変換しています。

<IfModule mod_rewrite.c>
    RewriteEngine On
    RewriteCond %{SERVER_PORT} 80
    RewriteRule ^(.*)$ https://%{SERVER_NAME}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>

基本機能について

RewriteEngine On|Off

Rewrite機能のON/OFFを切り替えます。

RewriteCond

リダイレクトする条件を定義します。

RewriteRule [正規表現パターン] [置換パターン] [オプション]

URLの書き換え、転送先を指定します。
複数のオプションを指定する場合はカンマ区切り


オプション

[L] Last(Last rule)
Rewrite機能によるURL変換を終了します
[R=301|302] レスポンスを返しクライアントをリダイレクトする
301:恒久的転送(リダイレクト)
302:一時的な転送(リダイレクト)
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OpenSSL バージョンアップ TLS1.1以降に対応

OpenSSL0.9.8zgではSSL2、3、TLS1.0までしか対応していません。
TLS1.1、1.2に対応させるため、OpenSSL1.0.1uにバージョンアップしました。

まずはソースを公式サイトからダウンロードします。
https://www.openssl.org/source/old/1.0.1/

ソースを/usr/local/srcに保存します。
/usr/local/srcに移動して該当ファイルを解凍します。

cd /usr/local/src
tar -xvzf openssl-1.0.1u.tar.gz

解凍したディレクトリに移動し、コンパイルしてインストールします。

cd openssl-1.0.1u
./config
make
make install

デフォルトは「/usr/local/ssl」にインストールされます。

バージョンを確認してみましょう。

/usr/local/ssl/openssl version

バージョン情報が出力されますので、バージョンアップされていればOKです。

TLS1.1、1.2が使えるかどうか確認してみましょう。

/usr/local/ssl/openssl s_client -connect example.jp:443 -tls1_1 < dev/null
/usr/local/ssl/openssl s_client -connect example.jp:443 -tls1_2 < dev/null

通信可能かどうかが表示されます。
もしも使えない場合はunknown optionと言われます。
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apache URL転送

ホームページの転送はHTMLのmetaタグでも可能ですが、包括的に転送したい場合には不向きです。
そこでapacheの設定で転送するように設定することができます。

apache設定ファイルの「httpd-vhosts.conf」を編集します。

例)http://www.example.jp/というリクエスト要求に対してhttp://www.example.com/に転送します。

<VirtualHost 192.168.0.100>
    ServerName www.example.jp
    Redirect / http://www.example.com/
</VirtualHost>

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apache ログのカスタマイズ

apacheでは、デフォルトでアクセスログなどを記録してくれますが
そこに例えばリファラー情報などは含まれません。

apacheの設定ファイルを変更すれば、記録する情報を任意にカスタマイズすることができます。

カスタムログの作成

ここでは例として、リファラー情報とリクエストURLを記録するカスタムログを作成してみます。

httpd.confを開き、<IfModule log_config_module>というディレクティブを探します。

※IfModuleディレクティブは消しておいたほうがいいという説があるようですが、
ここではそれについては割愛します。

デフォルトでは以下のようになっているはずです。(違う場合は環境によると思ってください)

<IfModule log_config_module>
    #
    # The following directives define some format nicknames for use with
    # a CustomLog directive (see below).
    #
    LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %b \"%{Referer}i\" \"%{User-Agent}i\"" combined
    LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %b" common

    <IfModule logio_module>
      # You need to enable mod_logio.c to use %I and %O
      LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %b \"%{Referer}i\" \"%{User-Agent}i\" %I %O" combinedio
    </IfModule>

    #
    # The location and format of the access logfile (Common Logfile Format).
    # If you do not define any access logfiles within a <VirtualHost>
    # container, they will be logged here.  Contrariwise, if you *do*
    # define per-<VirtualHost> access logfiles, transactions will be
    # logged therein and *not* in this file.
    #
    CustomLog logs/access_log common

    #
    # If you prefer a logfile with access, agent, and referer information
    # (Combined Logfile Format) you can use the following directive.
    #
    #CustomLog logs/access_log combined
</IfModule>

※combinedという設定が既にリファラーを記録するフォーマットになっていますので、
設定するのが面倒な場合はこちらを使用してください。
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SSLでパスフレーズの入力を省略する

apacheにSSLを導入した場合、apacheの起動時にパスフレーズの入力を求められます。
サーバーの再起動時や、プログラム等でのapacheの自動起動でパスフレーズの入力で止まったまま起動しない、という問題が発生します。

[Apache+SSL環境の構築]の最後でも紹介したように、秘密鍵を復号化しておけばパスフレーズの入力を省略できますが、セキュリティ上良くありません。
そこで秘密鍵を復号化することなく、パスフレーズの入力を省略する方法をご紹介します。

apacheのhttpd.confの<ifModule ssl_module>ディレクティブを修正します。

<ifModule ssl_module>
...
    SSLPassPhraseDialog exec:{プログラムの絶対パス}
</ifModule>

通常、SSLPassPhraseDialogの記述はないかと思いますが、
デフォルトはbuiltinとなっており、対話形式でパスフレーズを入力する設定になっています。
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